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iDeCo、金とオルカンどちらに積む?実運用で考えた

@kawacoinclub
この記事の要点(30秒まとめ)
  • オルカンは信託報酬0.1~0.2%と低コスト。世界分散で長期積立に最適。
  • 金は株式との逆相関でポートフォリオ分散に有効だが、コストは0.4~0.8%と割高。
  • iDeCoの60年強制保有を活かすなら、成長性のあるオルカン主軸が合理的。

iDeCo、金とオルカンどちらに積む?実運用で考えた

iDeCoで何を買うか、正直かなり悩みました。選択肢のなかで私が特に迷ったのが「ゴールドファンド」と「全世界株式(オルカン)型ファンド」の二択です。

どちらも長期保有に向いているという話は聞くけれど、リスクの性質もコストも、出口での動き方もぜんぜん違う。この記事では、実際に両方を運用してきた視点から、それぞれの特徴と選び方を整理してみます。


この記事で比較するサービス(商品)

今回比較するのは、iDeCoの運用商品として選べる以下の2カテゴリです。

  • ゴールドファンド(金価格に連動する投資信託)
    金(ゴールド)の価格に連動するよう設計されたファンド。iDeCoの商品ラインナップに含まれる証券会社・金融機関で選択できる。

  • 全世界株式インデックスファンド(通称:オルカン)
    MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスなどに連動するファンド。世界約50か国・数千銘柄に分散投資する。

どちらも「長期・積立」との相性を語られることが多いですが、性質はかなり異なります。順番に見ていきましょう。


比較表

サービス比較

比較項目 全世界株式(オルカン)型ファンド ゴールドファンド
信託報酬の目安 年0.1〜0.2%前後 年0.4〜0.8%程度
長期積立との相性 高い 株式型に劣る
分散効果 世界約50か国・数千銘柄に分散 株式と逆相関しやすい傾向
配当・利子 あり(株式の配当) なし(価格上昇のみ)
為替リスク あり あり(金価格はドル建て)
心理的安定(暴落時) 株式100%のため振れ幅大 混ぜることで振れ幅が緩やかになる傾向
iDeCoでの位置づけ 主力運用(1位推奨) サブ・リスク分散用(2位)

iDeCoにおけるゴールドファンドと全世界株式(オルカン)型ファンドの比較


各サービスの詳細解説

1位:全世界株式(オルカン)型ファンド

iDeCoの主力運用として、オルカンを選ぶ合理性は高いと考えられます。

最大の強みは、コストの低さと期待リターンのバランスです。信託報酬が年0.1〜0.2%前後の商品が増えており、長期で積み立てるほどコストの有利さが効いてきます。

世界全体の株式市場に分散されているので、特定の国や企業の業績に左右されにくい構造になっています。もちろん株式市場全体が下落する局面では価格も落ちますが、歴史的には長期でプラスのリターンを積み上げてきた資産クラスです(ただし将来を保証するものではありません)。

iDeCoは60歳まで引き出せない制度ですが、逆に言えば「強制的に長期保有できる」ということ。その強みをもっとも活かせるのは、長期的な成長期待がある株式型だと私は感じています。

出口戦略として考えると、受給開始時に株式市場が低迷している可能性はあります。ただ、一括受給ではなく年金形式での受給を選べば、価格変動リスクを平準化する余地があります。

  • 信託報酬が低く、長期積立との相性が良い
  • 世界分散で特定国リスクを抑えられる可能性がある
  • iDeCoの「長期強制保有」という特性と組み合わせやすい

2位:ゴールドファンド

金は「株式と逆相関しやすい」資産として知られています。ただし、これは常に成り立つわけではなく、あくまで傾向の話です。

ゴールドファンドをiDeCoで持つ意味は、主にポートフォリオ全体のリスク分散にあると考えられます。株式市場が大きく下落する局面で、金が値上がりすることがある。そのバッファとして一定割合を持つという考え方です。

🤔

読者

iDeCoで金を買うって、ちょっと変わってますよね。そんなに意味ありますか?
😊

カワコイン

実際に私も「変わり種だな」と思いながら始めました。ただ、株式100%だと暴落時の精神的ダメージが大きくて。金を少し混ぜると、全体の振れ幅が緩やかになる感覚があったんですよね。

コスト面では、ゴールドファンドの信託報酬はオルカン系より高めになる傾向があります。0.4〜0.8%程度の商品が多く、長期になるほどコスト差が積み上がります。

また、金は配当や利子を生まない資産です。価格上昇のみがリターン源泉になるため、長期積立との相性は株式型に劣る部分があります。

出口での注意点もあります。金価格はドル建てが基本なので、円高局面では円換算の価値が目減りするリスクがあります。受給時期の為替状況を念頭に置いておく必要があるでしょう。

  • 信託報酬がオルカンより高め
  • 配当・利子がないため複利効果が限定的
  • 円高局面での為替リスクに注意

3位(組み合わせ運用):オルカン7〜8割 + 金2〜3割

💡 考察
実際にやってみて思うのは、「どちらか一方」より「組み合わせ」の方が、iDeCoという制度の特性に合っているかもしれません。60歳まで引き出せないということは、途中の暴落を心理的に耐えきれないと積立を止めたくなるリスクがある。金を少量混ぜることで、その「心理的なクッション」を作る効果があると感じています。制度の強制力と人間の感情、両方を考えた設計が大事だと実感しました。

具体的には、オルカンを7〜8割の主軸に置き、残りをゴールドファンドに振る配分が一例として考えられます。

この配分は万能ではなく、あくまで私自身が「暴落時に感情的になりにくい」と感じた一つの事例です。正解は人によって異なります。


選び方のポイント

どちらか一方に絞るよりも、金とオルカンを組み合わせて積み立てる方法も選択肢のひとつとして考えてみてください。それぞれの値動きの特性が異なるため、バランスを取りながら運用できる点が魅力です。

🤔

読者

結局どっちにすればいいか、まだ迷っています。判断の基準ってありますか?
😊

カワコイン

まず「暴落が来たとき、自分はどう感じるか」を想像してみてください。株式100%でも平静でいられそうなら、オルカン一本で良いと思います。少しでも不安になりそうなら、金を混ぜる選択肢が心理的安定につながる可能性があります。

選び方の判断軸を整理するとこうなります。

  • コスト重視なら:オルカン型一択に近い。信託報酬の差は長期で大きく効いてくる。
  • 分散・リスク緩和を優先するなら:金を一定割合加えることを検討する余地がある。
  • 運用期間が20年以上ある若い世代なら:株式型の比率を高めに設定するのが一般的な考え方とされている。
  • 受給まで10年以内なら:価格変動の少ない資産へ段階的にシフトすることを考える時期かもしれない。

iDeCoは掛け金の全額所得控除という節税メリットが最大の強みです。商品選びに悩む前に、まず「iDeCoを始める」という意思決定を優先した方が、節税効果を長く享受できる可能性があります。

iDeCoを始めるなら、口座開設を先に済ませておくことをお勧めします。商品の配分は後からでも変更できるので、「完璧な配分が決まってから」と待つ必要はありません。

私が口座を選ぶときに重視したのは、ゴールドファンドとオルカン系ファンドの両方が選択肢に揃っているかどうかでした。証券会社によって扱う商品ラインナップが異なるので、まずは取扱商品の一覧を確認してみてください。

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※60歳まで原則引き出し不可。詳しくは公式サイトで確認を。


まとめ

金とオルカン、どちらが「正解」かという問いに対する答えは、正直「人による」としか言えません。コスト効率と長期成長期待ではオルカン型に分があり、心理的安定とリスク分散の観点では金を混ぜる選択肢にも意味があると考えられます。

私自身は組み合わせ運用を選びましたが、それが全員に適しているとは思いません。ご自身のリスク許容度・運用期間・感情的な耐性を踏まえて判断してみてください。

制度のルールや掛け金の上限は変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトや金融機関の窓口で必ず確認してください。


金融商品への投資には元本割れのリスクがあります。本記事は特定の商品・銘柄への投資を推奨するものではなく、投資判断はご自身の責任において行ってください。

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十対子
十対子
自称兼業投資家。 株とコンサルの経験を活かし、市場動向や投資戦略、IPO情報、ビジネスノウハウを発信してます。 初心者から経験者まで役立つ内容をお届けします! ※YouTubeはやってないです😅
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