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【2025年版】香港ハンセンの株式投資信託をご紹介!

@kawacoinclub

香港の株式市場は、世界の金融センターのひとつとして高い注目を集めています。
その中でも、「ハンセン指数(Hang Seng Index)」は、香港市場を代表する株価指数であり、多くの投資家にとって重要な指標となっています。
今回は、ハンセン指数に連動する株式投資信託について詳しくご紹介します。

トランプ政権の恩恵を一番受けているらしいね!

ハンセン指数とは?

ハンセン指数は、香港証券取引所に上場している代表的な50銘柄で構成される指数です。
これらの銘柄は、金融、テクノロジー、不動産、消費財などの幅広いセクターにまたがっており、中国本土との関係が深い企業が多いのが特徴です。

トランプ政権下でのハンセン指数の動向

トランプ元大統領の就任以後、ハンセン指数は世界市場の中で大きな成長を遂げました。
トランプ政権2期目の発足後、ハンセン指数は21%上昇し、世界トップクラスのパフォーマンスを記録しました。
一方で、米国のS&P500指数は約7%下落し、主要株価指数の中で最も低迷しました。

この背景には、米中貿易戦争の激化やトランプ政権の政策不安が影響しており、世界中の投資家が中国市場、特に香港市場に注目しました。
特に、香港証券取引所は中国ハイテク企業の上場先として人気が高く、世界で最も流動性の高い市場の一つであるため、多くの資金が流入しました。

JPモルガン・チェースによると、ここ数週間で香港ドルと中国人民元への換金が記録的な規模となったことが確認されており、香港市場の活況が続いていることを示しています。

ハンセン指数は直近の上昇率がすごいね👏

ハンセン指数に連動する投資信託の魅力

ハンセン指数に連動する投資信託(ETFや投資信託)は、以下のような魅力を持っています。

  • 分散投資が可能:1つのファンドで香港の主要企業に分散投資できる。
  • 成長性:中国本土経済の影響を受けるため、今後の成長が期待できる。
  • 手軽に投資可能:ETFなら証券会社を通じて簡単に売買が可能。

代表的なハンセン指数連動型ETF・投資信託

以下のようなETFや投資信託が、ハンセン指数に連動しています。

  • ハンセン指数連動ETF(香港上場)
    • Tracker Fund of Hong Kong(2800.HK)
    • iShares Hang Seng Index ETF(3115.HK)

日本国内で購入可能なハンセン指数関連投資信託

日本の証券会社を通じて購入できるハンセン指数関連の投資信託も存在します。これらのファンドは、日本円で購入できるため、為替リスクを軽減しながら香港市場に投資することができます。

野村アセットマネジメント「香港ハンセン指数ファンド」

  • ハンセン指数に連動する運用を行い、香港市場の成長を取り込むことを目的としたファンド。
  • 基準価額の変動はハンセン指数の動向に影響を受ける。
  • 販売手数料や信託報酬がかかるため、事前にコストを確認することが重要。

組入上位10銘柄(2025年2月28日時点)

銘柄名業種構成比
テンセントメディア・娯楽6.0%
HSBCホールディングス銀行6.0%
アリババ・グループ・ホールディング一般消費財・サービス流通・小売り5.7%
美団(メイトゥアン)消費者サービス5.3%
中国建設銀行銀行4.1%
AIAグループ保険3.6%
小米集団テクノロジ・ハードウェア・機器3.5%
中国移動電気通信サービス2.8%
中国工商銀行銀行2.4%
香港証券取引所金融サービス2.1%

三井住友DSアセットマネジメント「香港株式オープン」

  • 香港市場の主要銘柄に分散投資することで、成長の恩恵を受けることを狙うファンド。
  • 追加型投信であり、運用スタイルやリスク管理の方針を事前に理解しておく必要がある。
  • 分配金の有無や税金の影響も考慮する必要がある。

組入上位10銘柄(2025年2月28日時点)

銘柄名業種構成比
貴州茅台酒(グイジョウ・マオタイ)⾷品・飲料・タバコ3.2%
寧徳時代新能源科技資本財2.7%
思源電気資本財2.4%
寧波銀⾏銀⾏2.3%
招商銀⾏銀行2.3%
上海柏楚電子科技テクノロジ・ハードウェア・機器2.3%
美的集団(ミデア・グループ)耐久消費財・アパレル2.1%
招商銀⾏銀⾏2.1%
ベイジーン医薬品・バイオテクノロジー2.0%
中国建築資本財1.9%

投資の際の注意点

ハンセン指数連動型の投資信託を選ぶ際には、以下の点に注意が必要です。

1. 中国本土経済の影響を強く受ける
ハンセン指数は香港市場の代表的な株価指数ですが、構成銘柄の多くは中国本土に事業の基盤を置く企業や、中国政府の影響を受けやすい国有企業です。
そのため、中国政府の規制強化、経済成長率の変動、不動産市場の動揺、さらには地政学的リスク(米中関係の緊張など)といった中国の内外の要因が、香港市場全体、ひいてはハンセン指数に大きな影響を与える可能性があります。
したがって、単に香港の経済状況だけでなく、中国本土のマクロ経済や政治動向にも注視する必要があります。

2. 為替リスクに注意(香港ドル建て)
多くのハンセン指数連動型ファンドは、香港ドル(HKD)建てで運用されています。
香港ドルは米ドルにペッグ(連動)されてはいるものの、日本円とは異なる通貨であるため、為替変動によって投資成果が変動するリスクがあります。
たとえば、香港ドルが円に対して下落した場合、現地株価が上昇しても円換算での利益が目減りしてしまうことがあります。
為替ヘッジ付きのファンドを選ぶという選択肢もありますが、その分コストが上がるため、リスクとコストのバランスを検討することが大切です。

3. 信託報酬などのコスト面をしっかり確認
投資信託ごとに設定されている信託報酬(年間でかかる運用コスト)は、運用成績に直接影響を与える要素です。
特にインデックスファンドであれば、目指すのは市場全体の平均的なリターンですので、なるべく低コストのファンドを選ぶことが長期投資において有利になります。
信託報酬の他にも、購入時手数料や信託財産留保額など、目に見えにくいコストにも注意が必要です。
コストが低く、純資産残高が安定しているファンドは、投資家からの信頼が厚いとも言えます。

リスクも考慮しながら考えたいね!

まとめ

ハンセン指数に連動する投資信託は、香港市場の成長を取り込みたい投資家にとって魅力的な選択肢です。
特にトランプ政権以降の市場の動向を考慮すると、今後も中国ハイテク企業を中心に成長が見込まれます。

一方で、中国本土の影響や為替リスクを考慮しながら、慎重に投資することが重要です。
興味がある方は、ぜひハンセン指数に連動する投資信託をチェックしてみてください!

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自称兼業投資家。 株とコンサルの経験を活かし、市場動向や投資戦略、IPO情報、ビジネスノウハウを発信してます。 初心者から経験者まで役立つ内容をお届けします! ※YouTubeはやってないです😅
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