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投資信託

【2025年版】宇宙関連の投資信託に注目!魅力とおすすめファンド4選

@kawacoinclub

近年、宇宙開発は国家主導から民間主導へと大きく舵を切り、私たち一般投資家にとっても宇宙産業はぐっと身近な存在になりました。
SpaceXを筆頭に、ブルーオリジン、ヴァージン・ギャラクティックなど、数々の企業が宇宙ビジネスを推進しており、今後の市場拡大が期待されています。

そんな中、宇宙関連の投資信託も注目を集めています。
この記事では、「宇宙関連投信の魅力」と「おすすめ投資信託4選」を分かりやすくご紹介していきます。

宇宙関連は今後も大注目だよね

宇宙関連投資信託の魅力とは?

成長期待が非常に大きい市場

宇宙ビジネス市場は、現在の数十兆円規模から、将来的には数百兆円規模にまで成長すると予測されています。
通信衛星、宇宙旅行、宇宙資源開発、地球観測データの利活用など、多岐にわたる分野で収益機会が広がっています。

まだまだ黎明期でありながら、巨大な潜在市場が見込まれる分野に投資できる点は、大きな魅力です。

民間主導による技術革新

これまで宇宙開発は国家主導でコストが高く、進展も緩やかでした。
しかし、SpaceXがロケットの再利用に成功するなど、民間企業によるイノベーションが急速に進んでいます。

こうした技術革新により、コスト削減や事業化が現実味を帯び、投資対象としての面白みが増しています。

長期的なテーマ投資に最適

宇宙産業は一朝一夕に完成するものではありません。
だからこそ、10年、20年といった長期目線でじっくりと成長を見届けるテーマ投資に適しています。
短期的なブームで終わらず、長期的に資産形成を目指したい方には特におすすめです。

宇宙関連おすすめ投資信託4選

ここからは、宇宙ビジネスに特化・注力している注目の投資信託を4つご紹介します。

ニッセイ宇宙関連グローバル株式ファンド(愛称:スペース革命)

  • 概要:米国を中心に宇宙関連事業を手がける企業に投資するファンド。
  • 特徴:伝統的な宇宙産業(軍事・衛星系)に強みを持つ大型株中心で、比較的安定した値動きが期待できる。
  • 信託報酬:年率1.8975%

ポイント
→安定感を重視したい人、初めて宇宙投資に挑戦する人にぴったり。

組入上位10銘柄(2025年3月末時点)

銘柄業種比率
ハイコアメリカ資本財・サービス8.8%
マイクロソフトアメリカ情報技術7.8%
アンフェノールアメリカ情報技術7.6%
コンステレーション・ソフトウェアカナダ情報技術7.2%
サフランフランス資本財・サービス7.1%
リンデアメリカ素材6.9%
ブロードコムアメリカ情報技術6.2%
オラクルアメリカ情報技術5.7%
トピカス・ドットコムカナダ情報技術5.2%
アメテックアメリカ資本財・サービス5.0%

【三菱UFJアセットマネジメント】eMAXIS Neo 宇宙開発

  • 概要:人工知能(AI)を活用して、宇宙開発に関連する企業を自動選定・構成する次世代型ファンド。人工衛星、ロケット打ち上げ、宇宙輸送、宇宙探査といった先進的な分野に関わる企業に投資。
  • 運用方法:AIがテーマに合致する企業をスクリーニングし、定期的にポートフォリオを見直す“ルールベース”の運用。
  • 信託報酬:年率0.792%

ポイント
→成長性を重視し、とにかく「攻めたい」人向け!

組入上位10銘柄(2025年3月末時点)

銘柄業種比率
ROCKET LAB USA INCアメリカ資本財5.7%
PLANET LABS PBCアメリカ商業・専門サービス5.6%
BOEING CO/THEアメリカ資本財4.7%
ELBIT SYSTEMS LTDイスラエル資本財4.5%
ESCO TECHNOLOGIES INCアメリカ資本財4.4%
RTX CORPアメリカ資本財4.3%
TELEDYNE TECHNOLOGIES INCアメリカテクノロジ・ハードウェア・機器4.1%
HEICO CORPアメリカ資本財4.1%
NORTHROP GRUMMAN CORPアメリカ資本財3.9%
INTUITIVE MACHINES INCアメリカ資本財3.9%

【三井住友トラスト・アセットマネジメント】SMT MIRAIndex 宇宙

  • 概要:宇宙関連事業を展開する企業で構成される**「MIRAIndex 宇宙」**という独自の株価指数に連動することを目指すインデックスファンド。人工衛星、宇宙輸送、宇宙探査、地球観測といった宇宙事業に取り組む日本・海外の企業に広く分散投資。
  • 主な投資先:ボーイング、ロッキード・マーチン、エアバス、三菱重工業、IHIなど。宇宙輸送やハードウェア製造の老舗企業中心。
  • 信託報酬:年率0.77%

ポイント
→MIRAIndexはテーマ特化ながら指数連動型なので、アクティブファンドに比べて信託報酬が安め

組入上位10銘柄(2025年3月末時点)

銘柄業種比率
HOWMET AEROSPACE INCアメリカ資本財5.64%
BAE SYSTEMS PLCイギリス資本財5.60%
三菱重工業日本資本財5.45%
TRANSDIGM GROUP INCアメリカ資本財5.04%
TELEDYNE TECHNOLOGIES INCアメリカテクノロジー4.97%
NORTHROP GRUMMAN CORPアメリカ資本財4.79%
HONEYWELL INTL INCアメリカ資本財4.74%
PARKER HANNIFIN CORPアメリカ資本財4.27%
JACOBS SOLUTIONS INCアメリカ商業・専門サービス4.09%
TEXTRONアメリカ資本財3.90%

【東京海上アセットマネジメント】東京海上・宇宙関連株式ファンド

  • 概要:宇宙関連ビジネスの実用化や商業化を推進する企業にグローバルに投資するファンド。宇宙輸送・通信・観測・地球環境モニタリングといった多様な分野に分散しており、「宇宙ビジネスの商業利用」へ積極的な企業を選定。
  • 主な投資先:スペースX関連企業、ノースロップ・グラマン、マキサー、エアバス、三菱重工など。
  • 信託報酬:年率1.8425%

ポイント
単なる技術革新ではなく、宇宙の実用的なビジネス展開に着目。実際に売上を上げている企業を中心に選定。

組入上位10銘柄(2025年3月末時点)

銘柄業種比率
パランティア・テクノロジーズアメリカ情報技術4.1%
エヌビディアアメリカ情報技術2.7%
タレスフランス資本財・サービス2.6%
アクソン・エンタープライズアメリカ資本財・サービス2.6%
ASTスペースモバイルアメリカコミュニケーション・サービス2.4%
エルビット・システムズイスラエル資本財・サービス2.2%
ルメンタム・ホールディングスアメリカ情報技術2.2%
ゼットスケーラーアメリカ情報技術2.1%
アリババグループ・ホールディングスアメリカ一般消費財・サービス2.0%
アマゾン・ドット・コムアメリカ一般消費財・サービス2.0%

宇宙関連投資信託に投資する際の注意点

宇宙ビジネスは将来性が高い一方で、まだ発展途上の市場です。
したがって、以下のようなリスクも十分に理解しておく必要があります。

  • 価格変動リスクが大きい
     成長分野に投資するファンドは、期待値が先行しやすく、価格のブレ幅も大きくなりがちです。短期的な値動きに一喜一憂せず、長期目線での運用を心がけましょう。
  • 技術・規制の不確実性
     宇宙開発は技術革新のスピードが早く、規制や法整備の影響も受けやすい分野です。国際情勢や地政学的リスクにも左右されることがあります。
  • 信託報酬に差がある
     宇宙関連ファンドはアクティブ運用が多く、信託報酬が高めのものもあります。コストとパフォーマンスのバランスを考えたうえで選びましょう。

まとめ|宇宙ビジネスへの投資は「夢」と「成長性」を兼ね備えた魅力的なテーマ

宇宙産業は、まさにこれから本格的な商業化フェーズに入るタイミング。まだまだ黎明期でありながらも、長期的には巨大市場へと成長する可能性を秘めています。

宇宙関連の投資信託は、こうしたテーマに専門的に投資できる便利な手段です。「安定性重視」から「攻めの成長重視」まで、さまざまなタイプのファンドが用意されているため、自分の投資スタイルに合った商品を選ぶことができます。

未来を見据えた長期投資として、宇宙関連ファンドへの投資を検討してみてはいかがでしょうか?

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十対子
十対子
自称兼業投資家。 株とコンサルの経験を活かし、市場動向や投資戦略、IPO情報、ビジネスノウハウを発信してます。 初心者から経験者まで役立つ内容をお届けします! ※YouTubeはやってないです😅
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