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【2025年版】台湾の投資信託・ETFについて初心者の方にもわかりやすく徹底解説!

@kawacoinclub

近年、台湾は世界の半導体・ハイテク供給チェーンの中心として、その経済的地位と投資対象としての魅力が飛躍的に高まっています。日本の投資家にとっても、NISA(少額投資非課税制度)の非課税枠を使って「台湾」へ投資する選択肢が身近になり、東証に上場する台湾専用のETFも増えてきました。

本記事は、これから投資を始める初心者(特に20〜40代のNISA利用者)の方向けに、台湾投資の魅力、NISAで買いやすいおすすめ商品4本、そして投資時の注意点を、徹底的かつ分かりやすく解説します。

台湾に投資してない方は、是非ご覧ください!

なぜ今「台湾」なのか?

台湾が世界経済において持つ最も強力な武器は「半導体」です
特に、世界最大の半導体受託製造(ファウンドリ)企業であるTSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー)は、先端半導体技術において圧倒的な世界的シェアを占めています。

台湾経済の「テック集中」構造

  • サプライチェーンの核心:
    台湾はTSMCを筆頭に、半導体だけでなく、電子部品、コンピューター、通信機器など、世界のハイテク供給チェーンにおいて欠かせないポジションにいます。
  • 未来需要の恩恵:
    現在、世界的に需要が爆発的に拡大しているAI(人工知能)データセンター、そして高性能化するスマートフォンPCといったすべての分野で、台湾企業の高性能なチップや部品が不可欠です。
    この巨大な未来市場の成長は、台湾企業の持続的な追い風となります。
  • 市場の牽引役:
    近年の台湾株式市場は、このテクノロジー株が市場全体を力強く牽引しており、その成長性は投資機会として極めて魅力的です。

この「テック集中」の構造こそが、「なぜ今、台湾なのか?」に対する最も明確な答えと言えます。

台湾投資のメリット

台湾への投資が、特にNISAを活用したい初心者にとってメリットが大きい理由を3点挙げます。

テーマが非常に分かりやすい

投資対象のテーマが「半導体・電子部品・IT関連」という、明確で大きな成長期待のある分野に絞られています。
複雑な業種を覚える必要がなく、「世界のテクノロジーの未来に投資する」というイメージを持ちやすいのが利点です。

ETFで簡単に分散投資が可能

台湾の個別株に直接投資するのは手間や情報収集の難しさがありますが、ETF(上場投資信託)を利用すれば、少額からでもTSMCなどの優良銘柄や関連企業複数銘柄にまとめて分散投資ができます。
さらに、東証(東京証券取引所)に上場している台湾ETFを選べば、日本の株式と同じように円建てで売買できるため、取引が非常にシンプルです。

NISA活用で非課税メリットを最大限に享受

東証上場のETFや一部の投資信託は、NISA(成長投資枠)の対象となっています。
成長性の高い台湾市場に長期で投資し、得られた配当や売却益が非課税になるという、この制度のメリットを最大限に活かすことができます。
長期積立を検討している方には最適な選択肢の一つです。

NISAで買いやすいおすすめファンド3選

ここでは、日本のNISA口座で比較的扱いやすく、代表的な投資対象となるETFや投資信託を、タイプ別に3本ご紹介します。

タイプ商品(銘柄コード)概要と特徴どんな人向けか
A. 東証上場・テック集中型NF・台湾テック50 ETF(412A)台湾のテクノロジー企業上位50社に集中投資。TSMCなど半導体関連の比重が高い。東証で円建て売買可能。台湾のテクノロジー成長に賭けたい。NISAの成長投資枠でシンプルに長期保有したい人。
B. 東証上場・厳選型iFreeETF キャセイ台湾テックリーダー指数(413Aなど)台湾のテックリーダー上位30銘柄に厳選投資。売買単位が小さく、より手軽に始めやすい設計。少額から始めたい。半導体の恩恵を受けつつ、複数のテック分野へ厳選して投資したい人。
C. 米国上場・市場全体型iシェアーズ MSCI 台湾 ETF(EWT)MSCI台湾指数に連動する米国上場ETF。台湾市場全体に広く分散投資する代表的な商品。東証上場ETFで足りない部分を補完したい。米ドルで運用する外国ETFの売買に慣れている人。

詳細解説

  • A. NF・台湾テック50 ETF(NEXT FUNDS、銘柄コード:412A)
    • ポイント: 東証上場のため日本円で取引が完結し、為替の手続きが不要です。低めの信託報酬で「台湾テックの成長全体」にまとめて投資できるため、NISA口座でのBuy & Hold(買って保有し続ける)運用に最適です。
  • B. iFreeETF キャセイ台湾テックリーダー指数(大和AM、証券コード:413A 等)
    • ポイント: 同様に東証上場・NISA対応でありながら、厳選された銘柄に投資する特徴があります。
      売買単位が小さく設定されている場合が多く、より少額からコツコツと積み立てたい初心者の方に適しています。
  • C. iシェアーズ MSCI 台湾 ETF(EWT)
    • ポイント: 外国(米国)上場ETFであり、世界的に最も広く利用されている台湾ETFの一つです。
      台湾市場全体の動きに連動するため、特定のテクノロジーテーマに集中しすぎたくない場合に有効です。
      ただし、米ドルでの取引となり、為替変動リスクや売買時の手数料に注意が必要です。
      国内の主要証券会社ではNISA(成長投資枠)対象となっていることが多いため、購入前にご自身の証券会社で確認が必要です。

投資する前に押さえておくべきリスク

台湾への投資は魅力的ですが、リスクを正しく理解しておくことが長期的な成功の鍵となります。

価格変動リスクと長期視点

台湾株式市場はテクノロジー株の比率が高いため、
世界の景気動向や半導体サイクル、AIといったテーマの変動に対して、値動き(ボラティリティ)が大きくなる傾向があります。
短期的な値上がり・値下がりに一喜一憂せず、「最低でも5年、できれば10年以上の長期視点」で、積立投資(ドルコスト平均法)を行うことが、このリスクを軽減する鉄板の戦略です。

為替リスク(米ドルと台湾ドル)

  • 円建てETF
    東証上場の円建てETF(412A、413Aなど)は、為替の影響を投資家が直接的に受ける度合いが軽減される設計のものもありますが、
    裏側では台湾ドルの資産を円に換算しているため、間接的な影響は受けます。
  • 米ドル建てETF
    米国上場ETF(EWTなど)を購入・売却する場合、「米ドル/日本円」の為替レート変動の影響を直接的に受けます。
    円高の時に売れば利益が目減りし、円安の時に売れば為替差益が得られるという、二重のリスクとメリットを理解する必要があります。

集中リスク

台湾市場は、特定の少数のハイテク・半導体セクターに極端に集中しています。
もし、そのセクターに大きなネガティブな出来事(技術革新の遅れ、地政学的リスクなど)が発生した場合、市場全体が大きな影響を受ける可能性があります。
そのため、全資産に対する台湾資産の比率を適切にコントロールし、他地域の資産と分散投資しておくことが重要です。

NISA制度・取扱いの違い

「そのETFや投信がNISA対象か」は、国内の各証券会社が提供する商品ラインナップによって異なります。
特に米国上場ETFなどは、すべての証券会社でNISA対象とは限りません。
口座開設先の証券会社のウェブサイトで、必ず購入前にNISA(成長投資枠)の対象銘柄であることを確認しましょう。

まとめ|NISAでの台湾投資は「テーマを持つ長期投資」に最適

台湾は、半導体やハイテク系企業が世界のサプライチェーンにおいて極めて重要な役割を果たしており、AIやデータセンター需要の拡大が今後も強力な追い風となることが期待されます。

これから投資を始める初心者の方には、まず取引がシンプルで非課税メリットを活かしやすい「東証上場の円建てETF(NF・台湾テック50やiFreeETFのようなもの)」から始めることを強くおすすめします。

台湾への投資が気になった方は、、まずは口座開設でスタートしよう!

NISAを始めるには証券会社での口座開設が必要です。特に 松井証券 は初心者にも使いやすく、投資信託のラインナップも豊富。

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十対子
十対子
自称兼業投資家。 株とコンサルの経験を活かし、市場動向や投資戦略、IPO情報、ビジネスノウハウを発信してます。 初心者から経験者まで役立つ内容をお届けします! ※YouTubeはやってないです😅
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