NISAで買うゴールドETFおすすめ3選|株高の今なぜ注目されるのか?徹底解説

近年の株式市場は堅調に推移していますが、「株高の今こそ資産の一部をゴールドに振り分けたい」と考える投資家が増えています。
その理由は、ゴールドがインフレや株価急落に強い「守りの資産」だからです。
本記事では、
- 株高の今なぜゴールドETFが注目されるのか
- NISAで買えるおすすめゴールドETF3選
- 各ETFのメリット・デメリット比較
- 投資初心者が注意すべきポイント
をわかりやすく解説します。これからNISAでゴールド投資を検討している方はぜひ参考にしてください。

株高になっている今、守りの資産に注目が集まっています!
ゴールドETFとは?初心者でもわかる仕組み

「ゴールドETF」とは、金(ゴールド)の価格に連動する投資信託を株式のように売買できる商品です。
ETF(上場投資信託)は証券取引所に上場しているため、株と同じ感覚で少額から投資が可能です。
従来は金の現物を買うと保管や管理に手間がかかりましたが、ゴールドETFであれば手軽・低コスト・流動性が高いというメリットがあります。
特にNISA口座で買えば、値上がり益が非課税になるため節税効果が大きいのも魅力です。
株高の今、ゴールドETFが注目される理由

インフレヘッジになる
近年、各国の中央銀行による大規模な金融緩和や、ウクライナ情勢をはじめとする地政学リスクの高まりは、通貨の価値が相対的に下がるインフレリスクを増大させています。
現金や国債といった資産は、インフレが進むと実質的な価値が目減りしてしまいます。これに対し、ゴールドは通貨とは異なる価値体系を持つため、インフレ耐性が高いとされています。
有事の際にもその価値が大きく損なわれにくい実物資産としての特性から、インフレヘッジ(インフレに対するリスク回避)として有効な手段となります。
株式下落時のリスク分散
株式市場が史上最高値を更新するような局面では、その後の調整や暴落リスクが常に意識されます。
多くの資産クラスが連動して下落する中で、ゴールドは株価と逆相関の関係になるケースが多いとされています。
株式市場が不安定になったり、下落したりする局面では、投資家はリスク回避のためにゴールドに資金を移す傾向があるため、その価値は上昇しやすいのです。
ポートフォリオにゴールドETFを組み込むことで、株式が下落した際の損失を緩和し、資産全体のリスクを分散する効果が期待できます。
為替リスクや地政学リスクへの備え
ゴールドは世界中で共通の価値を持つ資産であり、「有事の金」とも呼ばれます。
為替レートの変動や、戦争、紛争、資源価格の急騰といった国際的な不確実性が高まる局面では、特定の国や通貨に依存しない安全資産(セーフヘイブン)として、世界中の投資家から需要が高まります。
ゴールドETFに投資することで、こうした為替リスクや地政学リスクに備えることができます。
NISAによる非課税メリット
日本の個人投資家にとって、NISA(少額投資非課税制度)の活用は大きなメリットです。
通常、株式や投資信託の売却益や配当金には約20%の税金が課されますが、NISA口座で取引すれば、その利益は非課税になります。
ゴールドETFは、長期的な資産形成を目的とした投資に適しているため、NISA口座で保有することで税金の負担なく運用益を享受できるという大きなメリットがあります。
NISAで買えるおすすめゴールドETF3選
ここからは、数あるゴールドETFの中からNISAで買える注目商品を3つ紹介します。
いずれも特徴が異なるため、自分の投資スタンスに合ったものを選ぶことが大切です。
iシェアーズ ゴールドETF(314A)
- 信託報酬:約0.22%と国内最安水準
- LBMA金価格(円建て)に連動
- 東証に上場しており国内株式と同じ感覚で売買可能
- 世界最大級の運用会社ブラックロックが運営
低コストで長期保有に最も適したETFです。NISAで初めてゴールド投資をする方に強くおすすめできます。
SPDR ゴールド・シェア(1326/GLD)
- 世界最大規模のゴールドETFで流動性が抜群
- 歴史が長く信頼性が高い
- 東証上場(コード1326)でNISA対象
- 信託報酬は約0.40%とやや高め
世界中の機関投資家からも利用される安心感が魅力。多少コストが高くても、規模・取引のしやすさを重視する人におすすめです。
純金上場信託「金の果実」(1540)
- 国内現物保管型で安心感が高い
- 円建て取引で為替リスクを抑えられる
- 信託報酬は約0.44%と中程度
- 一定条件で現物金との交換も可能
「国内保管で安心したい」というニーズに応える商品。長期で資産防衛を考える方に向いています。
3つのゴールドETFを比較
銘柄 | 信託報酬 | 保管場所 | 特徴 |
---|
iシェアーズ ゴールドETF(314A) | 0.22% | 海外(ロンドン等) | 最低コストで長期向き |
SPDR ゴールド・シェア(1326) | 0.40% | 海外 | 世界最大規模、流動性抜群 |
純金上場信託「金の果実」(1540) | 0.44% | 国内 | 国内保管で安心感 |
ゴールドETFをNISAで買う際の注意点
分配金は基本的に出ない
ゴールドは配当を生まないため、利益は価格上昇による売却益が中心です。
短期売買より長期保有向き
価格変動が大きいので、数年単位での保有が安心です。
ポートフォリオ全体の5〜10%を目安に
ゴールドは守りの資産です。投資割合を増やしすぎるとリターンが限定される可能性があります。
まとめ:NISAでのゴールドETF投資は「守りと分散」が鍵
- 株高の今こそ、ゴールドETFはリスク分散に有効
- NISAを使えば非課税メリットでさらに効率的
- おすすめは「低コストのiシェアーズ(314A)」「流動性の高いSPDR(1326)」「安心感のある金の果実(1540)」
長期投資で安定した資産形成を目指すなら、ポートフォリオの一部にゴールドETFを組み込むのは非常に有効です。
「株高でリスクを感じている方」「インフレに備えたい方」「安全資産を持ちたい方」は、ぜひNISA口座でゴールドETF投資を検討してみてください。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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