【2025年最新版】フランス関連の投資信託をご紹介!特徴やメリット・注意点を解説

「ヨーロッパに投資したいけど、どの国を選べばいいかわからない…」
そんな方に今注目されているのがフランス関連の投資信託です。
2024年以降、フランス株式市場はAI・高級消費財・再生可能エネルギーの分野で強さを見せており、欧州の中でも安定性と成長性を兼ね備えた投資先として人気が高まっています。
本記事では、2025年8月時点の最新情報をもとに、
- フランス関連投資信託の特徴
- 投資するメリット・注意点
- おすすめのつみたてNISA対応ファンド(株式中心)
- 今後の見通しと投資戦略
をわかりやすく解説します!

フランス投資信託が気になる方は是非最後までご覧ください
なぜ今フランス株?フランス市場の最新動向と注目ポイント

まずはなぜ「フランス」が注目されているのか、その背景を簡単に押さえましょう。
● フランスの代表的な産業
フランスはEU内で第2位の経済大国であり、特に以下の分野に強みを持っています。
分野 | 代表企業 |
---|---|
高級ブランド | LVMH、Hermès、Kering |
航空・防衛 | Airbus、Dassault Aviation |
再生可能エネルギー | ENGIE、TotalEnergies(脱炭素シフト中) |
食品・化粧品 | Danone、L’Oréal |
金融 | BNPパリバ、Société Générale |
こうした世界的ブランド・企業群に投資できるのがフランス株の魅力です。
● フランス株式市場(CAC40)の動き(2024〜2025)
- 2024年: AI・高級消費財の好調により、CAC40指数は前年比+11.2%と堅調。
- 2025年上半期: 欧州景気減速懸念もありつつ、フランスは比較的底堅い。輸出主導で株価は横ばい〜やや上昇傾向。
- 政策面: インフレ抑制とグリーン投資拡大が継続。政府の産業支援策も追い風。
フランス関連の投資信託の特徴とは?
フランス関連の投資信託と一口に言っても、運用方針や対象銘柄はさまざまです。ここでは共通する主な特徴を整理します。
● 1. 株式中心の構成が多い
多くのファンドはフランス企業の株式に直接投資しており、特に大型株・グローバル企業の比率が高めです。
● 2. 高級消費財・産業・エネルギーに強い
フランスの産業構造を反映し、ファンドの組入銘柄は以下のような企業が多くなります。
- LVMH(高級ブランド)
- TotalEnergies(エネルギー)
- Airbus(航空)
- L’Oréal(化粧品)
● 3. 為替リスクがある(ユーロ建て)
ユーロ建ての資産に投資するため、為替の影響を受けます。為替ヘッジ付きファンドもありますが、つみたてNISA対象では少数です。
フランス株に投資するメリット

フランス関連投資信託には、以下のようなメリットがあります。
メリット①:世界ブランドに分散投資できる
日本にいながら、世界トップクラスのブランド企業に分散投資できるのが大きな魅力です。
フランスはラグジュアリー業界の中心地であり、LVMH(ルイ・ヴィトンやディオールを傘下)、Hermès、Kering(グッチを保有)といった企業は、景気後退局面でも富裕層需要を取り込みやすく、業績が安定しやすい特徴があります。
また、L’Oréal(化粧品)やDanone(食品)といった生活必需品企業も含まれるため、消費サイクルの影響を和らげる効果も期待できます。
つまり、フランス株ファンドを通じて「ラグジュアリー+生活必需品」の両方に投資でき、景気循環に左右されにくい分散効果を得られるのです。
メリット②:EU内での安定性が高い
フランスはEU第2位の経済規模を持ち、ドイツと並んで欧州の成長をけん引しています。
特に近年は、政府主導で「グリーン産業」「再生可能エネルギー」への投資を拡大しており、ENGIEやTotalEnergiesのようなエネルギー企業が脱炭素社会の中核プレイヤーとして成長しています。
さらに、フランス政府はインフレ対策や社会保障の整備を継続しており、他のEU諸国に比べても政治的・財政的な安定性が高いのが特徴です。長期投資を考えるうえで「政策の一貫性」は安心材料といえます。
メリット③:米国株以外の選択肢として分散効果あり
日本の個人投資家の多くは米国株に資金を集中させていますが、リスク分散の観点からは偏りすぎに注意が必要です。
フランス関連ファンドを組み入れることで、米国株とは異なる経済サイクルや通貨(ユーロ)に投資でき、結果的にポートフォリオ全体のボラティリティ(価格変動幅)を抑える効果があります。
特に高級消費財や航空産業は米国株にない強みを持っているため、米国株だけでは得られないリスクヘッジ+成長機会を手にすることが可能です。
フランス関連ファンドに投資する前に知っておきたいこと
もちろん、良いことばかりではありません。以下の注意点も理解しておく必要があります。
注意点①:為替変動リスクがある
フランス株ファンドはユーロ建て資産への投資となるため、為替リスクは避けられません。
たとえばフランス株が年+10%上昇しても、円高が進行してユーロ/円が▲10%下落すれば、円ベースのリターンはほぼゼロになります。
一部ファンドには為替ヘッジ付きもありますが、つみたてNISA対象商品では少数派です。長期投資の場合、為替変動が平準化される傾向はありますが、短期的には成績を大きく左右します。
注意点②:セクター偏重のリスク
フランス株の代表的な強みは「高級ブランド」「エネルギー」「航空」ですが、逆に言えばこれらの産業に依存度が高いということです。
- 世界的な景気後退で高級ブランドの売上が落ち込む
- 原油価格の急落でエネルギー企業の利益が減少する
- 航空需要が低迷しAirbusの受注が減る
といった事態が起きると、フランス株全体の下落につながる可能性があります。
注意点③:新興企業への投資は少なめ
フランス関連ファンドは大型株比率が高く、伝統的な大企業中心です。安定感はある一方で、新興テック株やスタートアップ企業の成長を享受しにくいというデメリットもあります。
そのため、リスク許容度が高い投資家は、米国や日本のグロース株ファンドと組み合わせてバランスを取るのが現実的です。
【2025年最新版】つみたてNISAで買える!フランス株式中心のおすすめ投資信託
✅カレラアセットマネジメント:フランス株式ファンド
フランス株に特化して投資できる、数少ない単独国ファンドが「フランス株式ファンド(カレラAM)」です。
つみたてNISA対象で購入できる点が大きな魅力で、フランス市場全体の成長を手軽に取り込めます。
基本情報(2025年8月時点)
- 運用会社:カレラアセットマネジメント
- 信託報酬:年1.661%(税込)
- 決算:年2回(3月・9月)
- 分配金:2025年3月は「0円」(前期は200円実績あり)
- 為替ヘッジ:原則なし(必要に応じて対応)
組入銘柄の特徴
企業名 | 業種 | 企業内容 | 組入比率 |
---|---|---|---|
VINCI SA | 資本財 | 空港や高速道路などのインフラ運営も行う総合建設会社 | 7% |
AIR LIQUIDE SA | 素材 | 世界的な工業用ガスメーカー | 7% |
COMPAGNIE DE SAINT-G | 資本財 | ガラス製品、建設資材などを製造する。 | 7% |
SCHNEIDER ELECTRIC S | 資本財 | 世界的な電機設備メーカー | 6% |
BNP PARIBAS | 銀行 | 大手総合銀行 | 6% |
LVMH MOET HENNESSY L | 耐久消費財・アパレル | 多角化した高級ブランド品の製造・販売企業 | 5% |
SAFRAN SA | 資本財 | 航空宇宙、防衛、セキュリティ分野のシステム機器メーカー | 5% |
CREDIT AGRICOLE SA | 銀行 | 大手総合銀行 | 5% |
TOTALENERGIES SE | エネルギー | 大手エネルギー会社 | 5% |
MICHELIN (CGDE) | 自動車・部品 | 世界的なタイヤメーカー | 5% |
- LVMH、TotalEnergies、など、フランスを代表する大型株中心
- 「高級ブランド」「化粧品」「エネルギー」「航空機」といった、世界的に競争力のある企業群に投資
- 安定的な利益基盤を持つ企業が多く、長期積立に向く
基準価格の期間騰落率
期間 | 騰落率 |
---|---|
1ヶ月 | +2.32% |
3ヶ月 | +9.19% |
6ヶ月 | +11.52% |
1年 | +12.71% |
3年 | +66.38% |
設定来 | +131.58% |
メリット
- フランス株に直接アクセスできる希少なファンド
- 世界ブランド企業への分散投資が可能
- つみたてNISA枠で少額から積立できる
注意点
- 信託報酬は1.661%とやや高め
- ユーロ/円の為替リスクを負う
- 大型株偏重のため、新興企業の成長は取り込みにくい
まとめ:フランス株投資信託の魅力と活用法
フランスは、LVMH・Hermès・L’Oréalといった世界的ブランドを抱える一方、TotalEnergiesやAirbusのようにエネルギー・産業分野でも強みを持つ国です。
つまり、「消費の強さ」と「産業基盤」の両方を併せ持ち、長期的に世界経済において存在感を発揮し続けるマーケットといえます。
その成長を日本の投資家が手軽に取り込めるのが、カレラアセットマネジメントの「フランス株式ファンド」です。
つみたてNISAに対応しており、少額からフランス市場全体へ分散投資できるのは大きな利点です。
結論として、フランス株式ファンドは「米国株や全世界株式だけでは物足りない」「欧州ブランドや産業に直接投資したい」と考える投資家にとって、ポートフォリオに厚みを加える選択肢となります。
長期積立を通じて、世界的なブランド消費の拡大やエネルギー転換の波を取り込む――それが、このファンドを活用する最大の価値といえるでしょう。
すこしでも気になった方はせっかくなので、口座開設をしてスタートしてみよう!
NISAを始めるには証券会社での口座開設が必要です。特に 松井証券 は初心者にも使いやすく、投資信託のラインナップも豊富。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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